9月4日から30日までの9月定例会でのメインは決算審議となります。
私の担当は建設委員会なので道路・河川・水道・交通・景観・公園などの身近な生活インフラについて審議します。
まず、国土強靭化の観点から災害対策や災害対応は待ったなし。また、人口減少でも持続可能なコンパクト&ネットワークのまちづくりも待ったなし。そして何より、市街化調整区域(農業振興地域)におけるコミュニティ維持のための空き家等活用も待ったなしです。
今回の一般質問では、市街化調整区域の集落のあり方として、開発行為規制に対する弾力的な運用によって、多様な人材流入を促すことを目的に、空き家等活用を提案させて頂きました。今後もテーマにしていくつもりです。
さて、盛岡市の多くの小学校は創立150周年を迎えます。飯岡小学校もその一つです。
記念イベントとして9月6日(金)の午後から地域型参観日があり、多くの地域の方々に飯小の子ども達の授業の様子を見せてもらいました。その時、甚六の間(資料室)の開放もあり、見学させて頂きましたが、「なつかしいな~」との声が出ていました。
改めて歴史と伝統のある素晴らしい学校だと実感しました。これからの更なる発展を期待したいです。
なお、甚六とは、雫石川から鹿妻穴堰を開削し飯岡の水田一面を潤した鎌津田甚六のことです。
2024年09月15日
7月20日にJA旧飯岡支所にて議会報告会が開催されました。約120名の参加を頂き感謝しております。
2部構成で1部での研修会では藤澤市長公室長による「人口減少対策」の講演会を開催しました。
盛岡市の具体的な数字を示しながら人口減少の現状と課題をお話して頂きました。飯岡地区の人口動態については、30年前から比べると増加しており、20年前からほとんど変わっていません。北飯岡の人口増加が、それ以外の地域(飯岡・羽場・湯沢)の人口減少をカバーしている状況です。
人口減少対策として「若者・女性を惹き付ける仕事創造」「切れ目のない結婚・出産・子育て支援」などが示されました。非常に分かりやすく説明され、参加者の感想はとても好評でした。
2部では議会報告会として主に飯岡地区に関連する事業等と、盛岡市の新たな動きについての説明をしました。様々な地域課題はありますが、すこしづつ課題解決に向けて進んでいる内容を紹介しました。
久しぶりに地域の皆さんと膝を交えながら色々な話ができてとても有意義でした。コロナ禍で中断していた議会報告会でしたが、今後も継続していくつもりです。
なお、7月上旬から8月上旬まで久々に全国各地を視察しました。旭川市、函館市、名取市、栃木市、日野市、四日市市、大阪市、京都市、神戸市、姫路市、今治市等の関係団体の担当職員には大変お世話になりました。ここで学んだことは必ず政策提言に繋げていきたいと思っています。
2024年08月15日
6月7日から28日まで定例会でした。田植えが終わって一段落したところでの開催です。議会の一年を振り返ると、農作業の繁忙期を避けて会期が組まれていて助かります。
今回の補正予算では、定額減税による給付金22億円を約5万人の対象に支給されること、低所得者支援として給付金5億円を約5千世帯に支給されること、新型コロナの予防接種を65歳以上で自己負担3,500円で秋冬に年1回実施することなどが提案されています。
他に注目はジャズです。芸術文化活動振興事業のジャズ魅力発信として「吉野光昭フルノーツwithLEO・山下洋輔SPECIAL JAZZ CONCERT」に助成金450万円を交付するのですが、盛岡市がジャズに力を入れていく意志表示なのかなと期待しています。
一般質問では、①消防団のドローン更新、②修繕と改修工事の入札制度の課題、③法定外目的税(宿泊税)の導入、④プロスポーツに対する支援、⑤地理的表示(GI)保護制度の推進、⑥盛岡市歴史的風致維持向上計画などについて取り上げました。
19日(水)の6番目で16時頃でしたが、わざわざ傍聴にいらして下さった皆さんに感謝致します。
最近は「一期一会」を感じる場面が多くあります。あんなに元気だったのに、もう会えなくなってしまうなど、当たり前と思う事が当たり前でなくなることがあります。今この瞬間に思いを込めて次世代に願いを込めて頑張ります。
2024年06月23日
盛岡市の飯岡地区でもほとんどは田植えが終わり、広大な水面が鏡のように山の木々を映していて、みどりの美しさに感動します。新年度がスタートして、あっという間に5月末になりました。
議会広報委員会ではスポーツをテーマに特集記事をつくることになり、健康ウォーキング、介護予防体操、部活動の地域移行、プロスポーツ振興、体育施設利用について現場に足を運び、取材をしているところです。
5月26日にサッカーの試合があり、その後、いわぎんスタジアムでサポーターを代表する方々にお話を聞くことができました。一人か二人かなと思っていましたが、12人も残ってくれて場を盛り上げて頂きました。
プロサッカーチームが盛岡にあることで人生にどんな影響を受けていますかの質問に対して、ここでしか出会えない人達などたくさんの友達ができて楽しいですとか、生きがいを感じますとか、外国人選手と英語で話せるよう英語がんばってますとか、多くの声を頂きました。
盛岡発祥のグルージャというチームが頑張ってプレーする姿をみながら、飛んだり跳ねたり大声で「もりおか」と叫んで応援できるのは、ここでしかない。一度来てみれば、きっと良さが分かるはずとのこと。
実際、その場には二戸、八戸、金ヶ崎から来ている方々も同席していて、皆と会えるのが楽しいとおっしゃっていました。赤ちゃんを抱えながら応援に来ているお母さんも、足が不自由で車いすの方も、かなりのご高齢の方もいつも集まる仲間とのこと。
約30分でしたが、終始笑いに包まれ温かい雰囲気で、皆さんの熱く強い思いに触れて中身の濃い時間でした。私も何度もグルージャ盛岡の応援には行っていましたが、今度からはメインスタンドではなくゴール裏で皆さんと応援したいと思いました。
貴重な機会を与えてくれた「いわてグルージャ後援会」の皆さんに心から感謝いたします。
2024年05月29日
2月22日(木)には市長と教育長の挨拶とともに3月定例会がスタートしました。予算審議等もあったので、3月27日(水)まで35日間もの長い会期となりました。
令和6年度の予算規模は令和4年度や令和5年度に次いで3番目の1,213億円です。
市税などの自主財源は減少、地方交付税などの依存財源は増加の見通しです。一方、子どもや高齢者、障がい者に関する事業等の扶助費が増加しており、残念ながら収支の差は不足が見込まれます。そこで、今回は財政調整基金を取り崩して対応することになりますが、いずれこのままでは限界がくることでしょう。
市長は挨拶で、「人口減少社会という荒波を前に、私たちは生きることの素晴らしさや明るい未来を思い描くことに慎重になり過ぎてはいないでしょうか。」「今は勇を鼓して挑む時です。」「地元経済への中期的な投資など、未来への布石を着実に打ち、、、市民の皆様と共に希望の持てる盛岡を創ってまいります。」と所信表明しています。
これは経済を好循環させて財源を確保するという強い意志を示していると言えます。
新たな取り組みとして、盛岡南地区物流拠点整備の各種設計、企業誘致ニーズ調査と新工業用地の確保適地調査、盛岡駅西口地区での地域企業支援拠点施設等の可能性調査、ヘルステック関連ファンド出資などが提示されました。
「より優しく誰ひとり取り残さないまち」に向けて「より力強い産業づくり」を実現する予算編成であり、令和6年度に結果を出さなければ盛岡の未来はないという危機感をもって共に頑張りたいと思います。
3月31日(日)グルージャ盛岡がホーム戦で勝利しました。岩手ビッグブルズもホーム戦で連勝しました。令和5年度から令和6年度に向けて結果を出してくれた選手達に勇気をもらいました。本当にありがとう!!
2024年03月31日
1993年に岩手県は大冷害。翌年の種もみが確保できずにいたが、沖縄県や石垣市の協力により、寒さに強い品種(岩手34号:かけはし)2tを真冬の1月に植え、5月に種もみ116tを収穫し、岩手県に持ち帰り何とか田植えができた。結果、94年は大豊作となった。
しかし、そこには幾多の困難を乗り越えて責任を果たした県職員の故高橋洋介さんと農業改良普及員の故菅原邦典さんのご尽力によるものがあった。その石碑を前に感慨深いものを感じた。
奇しくも石垣市に視察に行った日の地元紙の社説には「かけはし交流」の事が書かれていた。視察項目は農業振興についてであったが、冒頭に93年当時の記録映像などが編集されたDVDを拝見させて頂いた。涙が溢れてきた。米一粒にどれだけの思いが詰まっていたか。このご恩は絶対に忘れてはならないと思った。
自然災害は色々な形で我々に大切な何かを教えてくれている。あまりにも大きな試練だが、未来に望みをかけて我々は何度も何度も共に乗り越えてきた。日本の風土には自然への畏敬と隣人への慈愛に溢れているものが多い。感謝の思いでいっぱいである。
2024年02月28日
新年早々に能登半島の震災によりお亡くなりになった方々や被災され避難所生活をしている方々にお悔やみとお見舞いを申しあげます。13年前の東日本大震災を思い出し他人事とは思えず胸が痛みます。一日も早い復旧復興を祈念しております。
さて、盛岡は雪も少なく穏やかな正月を迎えました。各自治会の行事も少しづつ復活してきており、ひさびさに新年会に招待されました。有り難いことだなと感じています。
そのような中で、1月20日(土)の夕方から浅沼かつと後援会総会と4年ぶりの新年会を開催しました。後援会役員だけで90人以上が参加し、非常に盛り上がりました。直接皆さんから地域課題の話を聞くことができてとても有意義でした。
もう一度原点に帰り、多くの課題があろうとも皆で協力して元気を出して復興に向けて一歩一歩と進むことが大事であると感じています。辰年は昇り龍のごとく盛岡市の成長発展の年となるよう頑張ります。
2024年01月30日
12月5~22日で定例議会がありました。特徴的なものとして、除雪パトロール強化、リフォーム支援、LED照明の買替促進、県外学生もりおかエール便、冬季観光プロモーションなどが補正予算で出てきました。
特にも注目は除排雪に関することで、内舘市長の選挙公約につながる事業となります。
いよいよ本格的な冬が到来しますが、雪対策と雪活用は大事な政策で、それらを盛り込んだ補正予算となっています。
一般質問では「クマ被害対策」「照明LED化促進」について取り上げました。議案質疑では「都南つどいの森利活用」「冬季版盛岡プロモーション動画作成」について、委員会では「農業集落排水事業の特別会計から企業会計への移行」について質問しました。
年末だからか、質問が多かったからか、かなり忙しく、残っている仕事が山積みになっています。あと一週間で何とかせねばと焦っています。この4カ月がこれからの4年を決すると思い、色々と伏線を張っておりました。
なお、写真は11月に盛岡市の広報委員会メンバーが奥州市の広聴広報委員会を視察した時のものです。コミュニティFMにも参加させて頂きました。奥州市議会には大変お世話になり感謝しております。大谷選手頑張れ!!
激動の一年でしたが、皆様のお陰で何とか無事に過ごせたと思っております。ありがとうございます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
2023年12月22日
10月2日から23日まで定例議会がありました。改選後の初の議会であり、内舘市長からのご挨拶と会派からの代表質問がありました。「誰一人取り残さない、より優しい盛岡」「地元経済の活性化で、より強い盛岡」を目指すとのこと。谷藤前市長の時に打ち立てた計画や方針を変えるか否かについて「変えることが目的ではなく、市民の皆様から意見を伺いながら、検討していく」とのことでした。
一般質問では新議員11名中8名が登壇しました。初めての質問でとても緊張している様子でしたが、市民の付託を受けた責任を果たすべく懸命に努力している姿勢が伝わり、身が引き締まる思いでした。
私からは、公共交通空白地対策、台湾花蓮市等との交流、いわぎんスタジアムの改修整備について質問しました。特にも、サッカーJリーグ基準を満たすための整備計画をJリーグ側に提出する期限が来年6月であることから早急な対応について質問し、その回答については財源の問題を挙げながら各種団体や関係機関と協議を進めるといった内容でした。
他に決算審議があり、建設常任委員会の中で道路灯LED導入計画や交通安全ゾーン30プラスや盛岡市3D都市モデル整備などについて質問しました。
この間に会派勉強会を複数開催し、盛岡市イベントも多く実施され、とても忙しくあっという間の10月でした。一期一会で一瞬一瞬を大事にして頑張ります。
2023年11月12日
9月11-12日の臨時会で議長・副議長や各種委員長が決まり、今回2度目の議会広報委員長となりました。
前回の時は広報の表紙デザインを変え、議員でインタビュー記事を書き、子育て支援の政策提言の追跡特集を企画し、結果、中核市議会報コンクールで盛岡市議会初の最優秀賞を受賞しました。
振り返ると先進地の視察に行って刺激を受けたことが原動力になったと思います。とにかく足で稼いだ広報でした。今後、更なるバージョンアップができればと考えています。
なお、10月2日からいよいよ本格的に議会が始まりますが、早速、一般質問にも挑戦したいと思っていました。
ところで、9月13-14日は台湾の花蓮市から魏市長をはじめ約40名がいらして盛岡秋祭りに参加するなど、友好都市として市民交流の場面がありました。夜には歓迎のレセプションが行われ、わんこそば大会は非常に盛り上がりました。お振る舞いの盛岡りんごとジュースも好評で輸出に向けた話し合いも実施されました。
教育、文化、産業などの交流の活発化に期待大です。
2023年09月23日