コロナ禍での第5弾となる経済対策として、10月補正予算の審議が23日にありました。今回の総額は約2億9千万円となりますが、第1弾からの合計は約340億円で、当初予算の約1,100億円に対して3割という大きな金額が動いています。
なお、今回は「米生産農家への支援(1俵あたり200円)」「市内宿泊施設利用者の宿泊料の割引補助(1泊1人あたり4千円/R2.11月~R3.3月)」「プロスポーツ試合を生かした地域経済支援事業(岩手ビックブルズ及びいわてグルージャ盛岡のホームゲーム観戦者に盛岡市の特産品を贈呈/R2.11月~R3.1月)」など多くの事業が提示されてます。R2.10.21第5弾の緊急経済対策
また、インフルエンザ流行に備え、「発熱患者等の相談・外来診療・検査」の流れが少し変わり、地域で身近なかかりつけ医などでも、それらの対応ができるよう体制を整えることになりました。窓口が広がることで安全安心につながると思われます。
ところで、先日24~25日は「盛岡市農業まつり」でした。雨が時々強く降りましたが、それでも沢山のお客さんでとても賑わっていました。今回は個性的なお店(マルシェ)が多く、見て回るだけでも楽しめる上に、どれも美味しいので大満足でした。
また、新企画(?)のウッドパズルゲームでは、親子で盛岡城跡公園の紅葉が美しい散策路を樹木の名前を調べながら歩き、3か所全てをクリアした時は感動でした。
様々なイベントが中止になっているなか、コロナ対策として会場全員の検温や消毒などを徹底し、多くの汗をかき、ずぶ濡れになりながら、多くの市民に笑顔を届けたスタッフの皆さんに感謝の気持ちで一杯です。
2020年10月27日
金色の稲穂が一面に広がる季節。あちらこちらとコンバインが一気に収穫。涼風に乗って稲刈りの香りが一瞬鼻をかすめます。
議会では一年を総括する決算審議の時期。昨年の令和元年度はコロナ禍の影響は小さく、多くの事業が実施され、実りの多い年だったと言えます。
平成から令和に変わり、全国統一地方選挙があり、消費税の引き上げと保育料無償化がなされ、小中学校の教室にエアコンが取り付けられる等、大きな動きがあったせいか歳入歳出は過去一番の金額となりました。おそらく今年の令和2年度は、コロナ禍の影響を受け、経済対策や医療対策で更に大きい金額が動くのではと思われます。
さて、決算で話題になるのが、財政指標の一つ「経常収支比率」についてです。家計での「エンゲル係数」とよく似ていて、この数値が高いと臨時的に使える財源が少なく、弾力性を失うことになりますが、盛岡は96%で仙台98%に次いで東北で2番目に高いです。平均は約91%です。
高い理由ですが、扶助費といわれる教育福祉関係の事業が多いからと言われてます。盛岡市が最も力を入れている分野のため、なかなか減らせない状況ですが、事業縮小やコスト削減の一層の努力が必要となっています。
なお、今回の議場での私からの質問は「台湾花蓮市との友好都市提携1周年記念」「都南つどいの森の木製遊具設置」「教師用タブレット端末による効果や可能性」についてでした。前向きな回答が多く、大きな収穫だったと思っています。
コロナ禍に負けずに盛岡市が更なる大きな実りをあげていくように、日々の一粒の種を大切にして精進していきます。
追伸、「新しい生活様式」に基づく盛岡市地域活動事例集 は個人の活動においても大変参考になりますよ。市のホームページに載っています。
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2020年09月21日
全国では40度を超えるほどの猛暑となっています。盛岡の33.8度でも、どんどん汗が噴き出てきます。熱中症対策として、とにかく水分補給が大切ですので、こまめに水を飲むようにしてます。
さて、先週の8月6日に臨時議会があり、コロナ禍に対する補正予算約11億円が議決されました。内容は、事業継続の融資の増で5億6千万円、子ども等の施設におけるマスクや消毒液などの購入配布で1億2千万円、冬季期間の宿泊料の割引助成で1億2千万円。
他に、感染症感染防止装置(アイソレーター装置)付き救急自動車の整備、令和3年度に向けた観光客誘致宣伝、地方(盛岡市)への企業進出の動向調査などがありますが、やはり、感染症対策と経済対策の両立が大きなテーマとなっています。
岩手県で感染者が確認されてから、お盆を前に一層自粛ムードとなっています。しかし、3密回避や飛沫感染防止を行いつつ、今を楽しむやり方はあるはずです。
都南つどいの森では10日に「STOPコロナウイルス令和2年山の日イベント」があり、森林のエネルギーを思いっきり体感できる場となりました。
また、盛岡の美味いもんアンバサダー認定店などを巡るスタンプラリーが6日から始まり、紹介の冊子がコンビニ等で無料配布されています。盛岡産の美味しい農畜産物と、盛岡の素晴らしい飲食店で、心も体もスペシャルパワーで満たされるはずです。
大変な時だからこそ、自然の恵みに感謝して、先祖に感謝して、いい汗をかきながら、力強く前に進みたいものです。
2020年08月11日
梅雨の季節となり、全国で大雨の被害が出ています。盛岡でも警戒が必要です。
6月議会では避難所でのコロナ対策としてパーテーションや消毒液などが予算計上され、また、消防設備として救助用ゴムボートが3艘整備されることなりました。今後は訓練など、いざという時の日頃の備えが重要になります。
さて、前回の議会ですが、コロナ禍中での定例会という事で、会派ごとに人数を調整し、盛友会では私一人が質問することになりました。
質問項目は多めの7つ、1農業振興、2グリーンインフラ、3建設産業、4交通政策、5照明設備LED化、6消防団、7幼児教育・学校教育について質問しました。市長をはじめ担当部からは丁寧な回答を頂いたことに感謝します。再質問をする中で、さらに課題が見えてきたので、今後も継続して取り上げたいと思います。
半年ぶりに質問の機会を与えられ、17名の会派で一人というプレッシャーのなか、良い勉強をさせて頂きました。終わってみれば、ああすればよかった、こうすればよかったと反省です。剣道では「打って反省、打たれて感謝。」と言われますが、その通りだと感じました。
雨の降る日が多くなり、気持ちも晴れませんが、近くの道端にはアジサイが美しく咲いていて、この季節もまんざらでもないなと感じます。心に太陽を描いて、今やるべきことを、できることから一歩づつ進めたいと思います。
PS:河川や水路など新たに危険箇所が見つかったときはいつでもご連絡お願いします。
2020年07月16日
盛岡市内では田植えが進むと同時に、リンゴの花びらが散ってしまいました。
5月22日(金)には臨時議会が開催され、約10億円の追加補正予算が議決されました。コロナショックのダメージ緩和として経済対策がメインです。まだまだ足りないとか、不公平ではないかとか等の意見が出ましたが、国の動向も踏まえ、さらなる経済対策を検討しているとのことでした。
ちなみにメニューは、発熱外来の設置、総合相談窓口の開設、固定資産税や保険料の減免、観光関連事業者の支援金、和牛繁殖農家への助成金などでした。
今後は市内の農畜産物の消費拡大を推進する応援キャンペーンも実施するそうです。
夏に向けて野菜や果物がどんどん成長し、旬の農作物が産直にたくさん並ぶようになります。ぜひ地産地消で応援しましょう。
最後に、6月9日(火)より6月定例会が始まります。久々に一般質問で登壇しますのでご期待くださいませ。冬の間、寝かし続けた質問内容がようやく日の目を見ることに。花咲き実を結ぶことを期待して質問します。
2020年05月31日
桜の季節ですが、不要不急の外出禁止のため、近所の桜で楽しんでいます。
さて、4月28日に臨時議会で約300億円という破格の補正予算が、様々な観点から審議され、全員一致で可決されました。ちなみに令和2年度の当初予算は約1,100億円だったので、その規模の大きさが分かると思います。
まさに新型コロナ感染症による緊急事態であり、皆さん大変ご苦労されているはずです。
盛岡市議会では災害対策会議を設置し、地域住民の様々なご意見やご要望の受け皿となり、代表して関係部署に働きかける役割を担うことになります。
重要項目として「情報の収集と提供」「予防対策と医療体制強化」「地域経済対策」「教育機会確保」「社会的弱者対策」などがあり、常に状況が変化していることから、全てにおいてスピードアップが望まれおり、議会としても機敏な動きが必要です。
近年、様々な災害が次々と発生していますが、いざという時の地域のまとまり、多面的な自然環境、自給自足の産業構造において盛岡広域圏は優れていると感じます。今後、災害からの復興を見据えつつ、如何に経済を回すか検討する段階に入らねばと思っています。
来年は盛大に桜まつりができることを願いながら。
2020年05月01日
2月13日に全員協議会があり、その一週間後から3月定例会が始まりました。一年の中で最も長期間で超過密な議会が3月です。
この一カ月間に配られた資料を積み重ねると、厚さは17.5㎝でした。これに目を通すだけでも相当な時間がかかりますが、盛岡市政の全体を理解するために貴重な資料です。
今回の予算規模は、1,148億9000万円で、昨年度比3%増の過去最高の規模です。重点的な3つの戦略プロジェクトがあり、「地場産業の魅力向上と若者の地元定着」「子育て環境の充実支援」「観光など交流人口の増加」が中心施策です。
近年は特に若者の首都圏一極集中が問題で、地方の人口減少が加速化しています。そのような中で持続可能な地域づくりには「楽しさ」が大事と言われています。さて、今の盛岡市にはワクワク感はあるでしょうか。
新型コロナウィルスの影響で、すべてが自粛ムードとなっていますが、我が家では子ども達を中心に、残った食材で餃子パーティ、リンゴ剪定の木を燃やしながら焼き芋パーティなど、今までやらなかったことに挑戦し、それなりに楽しんでいます。
小さなイベントも意外に楽しめるもので、ここにヒントが隠されていると思います。
明日から盛岡市の未来を決める予算審査特別委員会が始まりますが、ワクワクする小さな一歩を応援したいです。
2020年03月15日
2020年が大きな期待感をもってスタートしました。特にも東京オリンピック・パラリンピックにかける思いは大きく、私たち岩手県民にとって復興五輪であり、全世界への感謝を表す絶好の機会です。
盛岡市ではホストタウンとして、カナダやマリ共和国の事前合宿地として選手団を受け入れることになっています。様々な文化的な交流も期待されています。
今や、日本という枠を超えて、様々な外国人との共存と共栄を考えていくべき時代であり、そのきっかけとなる年であると感じます。
さて、1月18日(土)に「浅沼かつと後援会総会、議会報告会及び新年交賀会」が開催され、約190名の後援会の皆さんに参加して頂きました。また、来賓として谷藤裕明市長よりご祝辞を賜りました。本当に有難うございます。
谷藤市長より盛岡の明るい未来をお示し頂いた上で、私からは長期的な視点で、力を入れて行きたい事として、4つを挙げました。
「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」「労働生産性の向上」「首都圏一極集中の是正」です。その実現に向けてキーワードとなるのが、いわて平泉文化の源泉である藤原清衡の「平等と結束と平和の精神」です。この精神で新たな時代を切り開いていく決意です。
2020年01月30日
12月の議会は「ことば」の重みについて考えさせられました。議会は「言論の自由」は認められていますが、厳粛な場として配慮を欠いた発言は許されるものではありません。新聞にも載りましたが、自分事として身を引き締め、盛岡市議会の資質向上に寄与していきたいと思います。
さて、今回の一般質問で「食育推進」について質問しました。飯岡小学校のコメ作り体験を取り上げましたが、盛岡市の小学校で農業体験をしているのは80.4%(H28) 84%(H29) 93.9%(H30) と年々増加との事。すばらしい。
農水省で農林漁業体験者を調べた研究結果を公表してます。「食に対する関心や感謝の気持ちが高い」「食事の好き嫌いがない人が多い」「緊張や不安、怒りが低下する」「社会参加が多い」など。
市民全体で農林漁業体験に取り組めれば、より良い社会になるのではと感じます。
「病は口より入り、禍は口より出ず」のように、より良いものを食べ、より良いことばを使うよう心掛けたいものです。
2019年12月30日
11月22~26日の間、台湾の花蓮市へ盛岡市長や議員12名の他、総勢140名程が訪問し、友好都市提携の調印式や交流イベントをやりました。かなりハードなスケジュールでしたが、花蓮市の市民の皆さんと友情を深めることができ、有意義な時間を過ごせました。
盛岡山車でのパレード参加、さんさ踊りの披露、わんこそば大会開催、盛岡りんごのPR販売、花蓮県議会視察、台湾観光協会との意見交換など、盛り沢山。様々な場面で台湾の皆さんにはとても良くしてもらいました。感謝の思いで一杯です。
さて、いよいよ12月定例会が始まります。12月12日の午後1時から約1時間、一般質問をします。内容は、食育推進、農業振興、公園管理、窓口業務、スポーツと健康についてです。限られた時間ですが、皆さんの思いをできるだけ多く届けたいと考えています。そして、実現に向けて一歩でも進むよう頑張ります。
2019年11月29日